みやみち だいすけ Vol.06 宮道 大督

現在の所属先:聖隷三方原病院
出身校:浜松医科大学(平成18年卒)

眼科医を目指そうと思った理由
浜松医大では5年生の臨床実習をポリクリと呼びます。そして6年生時にいくつか希望する科を実習することができ、これを選択ポリクリと呼びます。困ったことに私の学年からこの選択ポリクリが必修となり、密かに計画していた自主休講を諦め、希望する科をいくつか捻り出す必要に迫られました。困った挙句に小児科のS先生に相談しました。「Sさん。小児科以外におもしろそうな科はありますか?」。これは別に小児科に興味が無かったわけではなく、昔から犬に吠えられることが多かった私は、小児科医になってもきっと子供に泣かれて駄目だろうと思っていたのです。「眼科かな。小児科医から見て、眼科は内科・外科を含んでいて、かつ専門性が高いからね。」・・・この一言が決め手でした。眼科は全く候補に入っていなかったので、あまりの意外性に妙に納得したものです。5年生のポリクリ眼科の思い出は、自分達が悪かったのですが、もう無茶苦茶に怒られて生きた心地がしない2週間でしたので、縁とは不思議なものです。
K先生「宮道君!新しい機械が入ったんだ!!○△■×(専門用語で意味不明)。とにかく見においでよ!!!」・・・6年生の9月だったでしょうか。マッチングに興味のなかった私は出遅れ人間で、卒試と国試の勉強でそれは必死でした。しかしK先生からわざわざ電話まで頂いて断れず、せめて眼科の卒試を無条件で合格にしてほしいなどと思いながら手術室へ。案の定、K先生の話は未知の言語に溢れ、手術も何だかわからず仕舞い。ただ強烈に記憶に残ったことがあり、嬉々として眼科について熱く語っているK先生の印象でした。この科なら自分も楽しく頑張れるのではないか・・・それが眼科医になった理由です。
研修中の体験談、雰囲気、浜松医科大眼科学教室の良いところは?
他を知らないので勝手な印象ですが。
CoCo壱番屋でいうと・・・
A先生:フィッシュフライカレーにするべきか、せざるべきか、それが問題だと悩み、結局いつもフィッシュフライ。
K先生:ぱりぱりチキンカレーをこよなく愛し、PPCと略して注文するときの笑顔はなかなかのものです。
S先生:茄子嫌いにより夏野菜カレーを茄子抜きで注文し、よく忘れられて茄子と格闘。頼まなければいいのに、夏野菜カレー。
N先生:カレーにも彩りが欠かせない!と言って、チーズ・ホウレン草・トマトをトッピング。
プライバシーが無いのではありません。他人の嗜好に興味があるのでもありません。自然と慣れ親しむ。それが浜松医大眼科なのでしょうか。
眼科医としてのやりがいを感じる場面
何気ないことで、救われることが多いです。
大好きな野球中継を見なくなったのは、眼が見えないからじゃないか と心配した家族に連れられて来院された方がいました。白内障手術を終えて翌日の夕方、お部屋に伺うと早速、野球中継を見ていました。「や~。よ~見えますよ。しかし今日は負けてましてね~。」。どうやら中日ファンの方でした。そこまでは問診で確認できなかったな~ と少し嬉しくなりました。
後輩の方に向けて、私からのアドバイス
ローテーションで研修した科はどれも楽しかったです。
それぞれ科として存在しているのにはやはり理由があるのだと思います。他の科と比べて眼科が優れているとは全く思いませんが、別段、遜色ないと思います。あまり触れ合うことの少ない科ですので、逆にローテーションで選択してみはいかがでしょうか