うえだ まさひろ Vol.08 上田 将弘

現在の所属先:聖隷三方原病院
出身校:浜松医科大学医学部(平成25年卒)

私が眼科医を目指そうと思った理由
学生のころは何でも診られる総合医への魅力がありました。しかし1つ1つの専門を勉強する機会に触れ、最終的に頼りにするのは専門医であることを感じ、より専門性の高い眼科を志望しました。
手術に携わりたいという気持ちもあったので、手術の件数が豊富な眼科にとても興味がありました。豚眼での手術シミュレーション(ウェットラボ)を学生の頃に体験したのも、志した契機となりました。
入局してから、現在に至るまで
初期研修後の1年間は大学病院で研修を行いました。右も左もわからない状況のなか、上級医の先生方は優しくフレンドリーに検査・治療をご指導いただけました。また大学に集まる患者さんは難治性の疾患の方が多く、担当医になることでその病態の理解を深めることもできました。
手術については、なかなか自分が主治医となる立場で執刀することは数少ないですが、その場合でも専門の先生が助手をしてくださり適切なアドバイスの下、執刀させていただくこともありました。そうした経験により、眼科医としての自信を身につけることのできる貴重な1年間でした。
その後は聖隷三方原病院での研修に入り、現在に至ります。
浜松医科大学眼科学教室に入局して良かったこと
大学病院の含め、医局全体の雰囲気が良いことが一番のメリットと思われます。後期研修医になり、主治医として患者に接することが増えてきます。その中で、上級医とコミュニケーションが取りやすいため、診療の相談や病態の疑問などの質問をしやすいことがありがたく感じました。また手術や処置の方法も親身にご指導していただき、どの点が良かった、悪かったなど、わかりやすく時間をかけて教えていただけました。また大学病院研修時は同期と一緒に働くことができ、互いに勉強し知識を共有することで日々の診療能力の向上へと繋げることもできました。
眼科医としてのやりがい
現在は大学病院から数km離れている総合病院で勤務しております。大学病院よりも、より一般的な疾患(白内障、緑内障、糖尿病網膜症、網膜剥離など)が多く、手術症例が多い病院です。そのため、手術にかかわる機会がかなり増えました。常勤の眼科医は3人で、部長と上級医の先生と後期研修医の私という体制の中で、多忙な毎日のなかでも上司から外来・手術のご指導をしっかり受けることができております。主治医となって治療する機会がほとんどですので、患者さんの病気が治り喜んでくださる笑顔を見るたびに治療のやりがいを実感しております。
後輩の方に向けて、私からのアドバイス
眼は他科と違い、眼科医でないと踏み入ることのできない領域です。人の眼を治療する、時にはメスを加えて治療をするということがあるため、責任が強くのしかかることは当然ですが、それと引き替えに患者さんからとても満足していただけることが多いです。見えなくなることは患者さんにとってQOLを大きく損なうためとても不安に感じます。そのような患者さんに対して、眼科医として真摯に対応し手を差しのべたいという志のある後輩がきていただければ大変嬉しく思います。一緒に浜松医科大学眼科教室を盛り上げていきましょう。