たかやま まさかず Vol.16 高山 理和

現在の所属先:浜松医科大学附属病院
出身校:浜松医科大学(平成28年卒)

眼科医へ進もうと思われた動機
実は学生の段階では眼科が第一志望ではありませんでした。初期研修で様々な科を回らせて頂いているうちに、自分には細かい手技が向いているのではないかと感じたこと、また眼科を回らせて頂いた際、顕微鏡がなければ、眼底が見えなければとれない所見、診断できない病気がほとんどであるなど他科には真似できない非常に専門性が高い科であることに魅力を感じ、かなり迷った上で最終的に眼科を選択させて頂きました。
研修中の体験談、雰囲気について
施設によりそれぞれ特色はあるかと思いますが、1年目に研修させていただいた浜松医療センターでは、眼科についてはほとんど素人の状態で研修を始めましたが、ある程度軌道に乗るまで業務の多くを上級医が引き受けて下さり負担がかからないよう御配慮頂きました。またわからない点に関しても温かくご指導をいただきました。2年目以降は大学病院で、手術症例や外来症例を担当させていただいたほか、上級医の先生の外来を見学させて頂き、市中病院ではあまり見られないような希少な症例を経験させて頂きました。
入局のメリット
任せて頂ける症例が多く、分野も幅広いことではないかと思います。その分緊張感は強く、責任は重くなりますが、上級医の先生が全面的にバックアップして下さいます。
眼科医としてのやりがい
現在はまだ後期研修医で研鑽を積ませていただいている段階です。他科からのコンサルトで自分の見出した眼所見で診断がついたり、治療方針が決まったりしたときは少しだけ誇らしく、やりがいを感じられます。
後輩になられる方に向けてアドバイス
眼科にあまり興味がなくても、初期研修の際1ヶ月で良いので回ってみることをお勧めいたします。手術は気が進まないという方も、内科的治療やロービジョン、視能訓練、研究など幅広い分野がありますので、ぜひ眼科をご検討ください。